技術力と課題提案力の
融合で顧客を獲得

神奈川県伊勢原市に本社・工場を置く千代田工業株式会社。1985（昭和60）年に金属加工を主力事業として設立し、機械加工や建材加工を中心に稼働を開始した。現在は精密板金加工を主力事業とし、受注製品の中心はオフィス向け事務用品の金属部品である。

強みは「技術力」と「課題提案力」を融合させた「顧客対応力」。少量の受注でも顧客の要望に十分対応できる技術と設備、長年の精密板金加工の実績で蓄積してきた豊富な製造ノウハウを保有している。低コストでできる製造方法、高品質に加工できる製造方法、複雑な形状でも加工できる製造方法など、顧客ニーズに応じて最適な提案を行い、実現することで顧客からの信頼を高めてきた。

現在建設を進めている新工場ではクリーンな製造環境を整備。これまで参入できずにいた、微小な金属くずなどの異物混入に厳しい業界へチャレンジすることを計画している。

代表取締役の東井重和氏は「顧客の難しい要望が当社の成長の糧になる。どんなに困難な引き合いにも必ず対応することをモットーに、あらゆる産業に対して自社が持つ多様な技術を駆使して貢献していくことを目指している」と話す。

2023年5月15日