きらめき企業

「つながりをよくする」ことで
「印刷」の可能性を広げる

合同会社 FRSコンサルティング
代表社員
古澤 智 氏

「印刷を用いたソリューションビジネス」を標榜する神奈川県藤沢市の東湘印版株式会社。印刷物を「刷る」だけではなく「つくる」こと、そしてそれらの印刷物を通じ、顧客が抱える問題や悩みの解決、夢や目標の実現を後押しする「印刷会社」として企業を成長させてきた。

「つながりをよくする」という言葉を大切にする同社。印刷物は人と人との間をつなぐために存在する。そして、印刷物を求める顧客は印刷物を通じて取引先や顧客、社会とのコミュニケーションを図る。だから、その「つながりをよくする」ことが、同社のミッションと考えているのだ。日本の伝統的な書道を日常的に楽しんでもらおうと開発した漢字の日めくりカレンダー『koyomi』は2022年のグッドデザイン賞を受賞。

書家が書いた漢字が1日1字印刷され、その下に購入者が漢字を書くことのできるスペースを設けている。筆順も載せ、読み方と意味も英語で記載しているので、書に興味がなかった人や外国人にも漢字を書く楽しさを伝えられ、漢字を通して「つながり」をつくり出す商品となっている。代表取締役の石川智隆氏は「つながりをよくすることで社会に貢献していきたい」と語る。

2022年11月28日

東湘印版株式会社

神奈川県藤沢市長後1343-3
【東湘印版株式会社 HP】

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プロフィール 古澤 智 氏

1974年生まれ。
株式会社日立製作所、公益財団法人神奈川産業振興センターを経て、経営コンサルタントを主事業とする合同会社FRSコンサルティングを設立。生産性向上のための現場改善などを指導。2011年から東洋大学大学院経営学研究科ビジネス・会計ファイナンス専攻非常勤講師も務める。

古澤智