金物産地活性化を狙い
ウェブで全国に発信
金物産業のまちとして知られる兵庫県三木市で、替刃式鋸(のこぎり)を卸・小売り販売している玉鳥産業株式会社。替刃式鋸ブランド「レザーソー」のメーカーであるレザーソー工業株式会社の販売会社だが、今ではレザーソー工業と替刃式鋸に必要なグリップやケースなどを開発するだけではなく、ユーザーとの交流、展示会などを通してニーズをくみ上げ、可能なものは自社で製造まで担う積極的な姿勢で取り組んでいる。
代表取締役の友定道介氏は全国的に地場産業が衰退していく中、三木金物産地も例外ではないと考え、金物産地の強みを生かした取り組みにも挑戦。そのひとつが、三木金物の伝統技術を生かした品質、性能の高さを国内外に広げる「みきかじや村」というウェブサイトの立ち上げだ。
同サイトは三木の金物メーカーのオンラインショップとなっており、玉鳥産業が窓口となっている。地場メーカーが製造している製品を幅広く取り扱っており、オリジナル商品の受注にも対応。また、製品を製造している企業の情報も丁寧に載せており、宣伝効果は大きい。
三木金物と国内外の顧客をマッチングさせることで、産地全体の活性化を図ろうとしている。
2020年2月10日
玉鳥産業株式会社 :
兵庫県三木市大村58-14
【玉鳥産業株式会社 HP】
- 苦難から復活し100年企業へ
(2018年4月2日) - 切磋琢磨して成長する中小企業
(2018年4月9日) - 「プラズマ世界一」を目指して
(2018年4月16日) - 仕事とスポーツを両立できる職場
(2018年4月23日) - 先を見て「次の時代」に備える
(2018年5月1日) - 時代の変化に柔軟に対応する力
(2018年5月7日) - 都会の住まい方を考える
(2018年5月14日) - 生産者と消費者を信頼で結ぶ
(2018年5月21日) - 家族のような絆でつながる
(2018年5月28日) - メロンの水耕栽培槽を開発
(2018年6月4日) - 業界の常識を疑う
(2018年6月11日) - 研究支援メーカーへの転身
(2018年6月18日) - 外部との交流で自社を知る
(2018年6月25日) - 地元産品の再評価で町起こし
(2018年7月2日) - 細く長く地域とともに
(2018年7月9日) - 森と都市をつなぐアーバンフォレスター
(2018年7月17日) - 町工場が作ったアート・オブジェ
(2018年7月23日) - 高齢者向けIoT体感ルーム
(2018年7月30日) - 商品化できないにんにくを活用
(2018年8月6日) - スタートアップ企業の飛躍
(2018年8月20日) - 新しさとぶれなさ
(2018年8月27日) - 伝統の味を若者にも
(2018年9月3日) - 印刷は楽しいものづくり
(2018年9月10日) - 経営理念の地道な実践
(2018年9月18日) - 時代に流されないしたたかさ
(2018年9月25日) - 静かさを科学し、次世代防音・吸音材を開発
(2018年10月1日) - 地域とヒトをつなぐカフェ
(2018年10月9日) - 江戸のとんぼ玉復興
(2018年10月15日) - オーガニックの本質
(2018年10月22日) - 本業を通じた社会貢献
(2018年10月29日) - 「防災・減災×IT」で社会に貢献
(2018年11月5日) - 技術力をいかにアピールするか
(2018年11月12日) - 「出汁」と「手打ち」へこだわり人気店に
(2018年11月19日) - 日本茶を海外に売り込む
(2018年11月26日) - 新たな交流を生む地域の特産品
(2018年12月3日) - プロレスを通して地元を元気に
(2018年12月10日) - お米の持つ無限の可能性
(2018年12月17日) - 画像・映像の独自技術で飛躍
(2018年12月25日) - 「時代の課題」に応える中小企業
(2019年1月7日) - 印刷技術を核とした電子機能製品
(2019年1月15日) - 日本茶の輸出拡大を牽引
(2019年1月21日) - 空き店舗を「集う場所」に
(2019年1月28日) - 職人の意地を示した究極の自転車
(2019年2月4日) - ダンボールを「表舞台」に
(2019年2月12日) - バーベキュー場で観光振興
(2019年2月18日) - 中小企業のデータ活用戦略
(2019年2月25日) - 丹沢山麓の行列のできる製パン店
(2019年3月4日) - 無農薬の碾茶生産で国際化に挑む
(2019年3月11日) - 和紙の魅力をグローバルに
(2019年3月18日) - 衰退する地場産業に新たな風を
(2019年4月1日) - エネルギーを通じて地域に貢献する
(2019年4月15日) - 地域活性化のための仲介者になる
(2019年5月7日) - 「アルバイトの人生に責任を」と大きな決断
(2019年5月20日) - ナノ技術で届ける染めない白髪ケア
(2019年6月3日) - 昭和の香り漂う喫茶店 今では貴重な観光資源
(2019年6月17日) - 外国人観光客にも人気 老舗骨董品店の茶室
(2019年7月1日) - ニーズを見極めて新ビジネスを創造
(2019年7月16日) - 不安を安心に変えるサービス業
(2019年7月29日) - 地域に根差し、
住民の健康を支える接骨院
(2019年8月19日) - 医療用縫合針の
高度な加工技術で世界に進出
(2019年9月2日) - 変化への柔軟な対応で
時代の荒波を乗り切る
(2019年9月17日) - 中小企業連合が作った
最高級ゴルフクラブ
(2019年9月30日) - お店の想いを丁寧に発信
心を込めた漬物の味
(2019年10月15日) - 農業を通じた地域活性化
地場建設会社の挑戦
(2019年10月28日) - 「たまり醤油」の伝統を
継承しつつ革新に挑戦
(2019年11月11日) - 加工時間を短縮できる
切削工具の開発で飛躍
(2019年11月25日) - お茶どころ静岡の
リーディングカンパニー
(2019年12月9日) - 「娘の足に合う靴を」が
靴作りの原点に
(2019年12月23日)
- 環境保全型農業
そして夢のワイン造りへ
(2020年1月14日) - 納得し、満足できる
ランドセルを
(2020年1月27日)
1982年生まれ。
2013年玉川大学経営学部助教、2018年から准教授。専門分野は中小企業の企業間関係。特に中小企業間のネットワークから生み出される新製品、新サービスのプロセスについて分析し中小企業の存立維持可能な要因を模索している。中小企業経営のセミナーなどの講師も務める。