きらめき企業

エネルギーを通じて地域に貢献する

岐阜協立大学経営学部専任講師
大前 智文 氏

愛知県一宮市に立地し、尾張地方を中心に産業用・家庭用の石油製品、石油機器、燃料電池や太陽光発電システムを販売する大森石油株式会社。

グループ会社として自動車用燃料油を販売するオーモリニッセキ株式会社もある。地域社会・経済に不可欠なエネルギーを供給する地域密着型のインフラ企業として、企業活動や文化活動を通して大きな社会的責任を果たしている。

1877(明治10)年に菜種搾油販売業として創業。1928(昭和3)年に名古屋~一宮間に初のガソリンスタンドを造設、1998年に全国初のセルフ給油店を開所した。また、中京工業地帯向けに産業用燃料、工業用潤滑油や金属加工油を販売。常に時流を捉え、エネルギーを通して「安心・安全・快適な生活を提供する」という理念に基づき、地域社会・経済の発展と軌を一にするように地域最大級の総合エネルギー商社へと成長をしてきた。

近年は社会・経済の変化や新エネルギーの台頭に即応できる事業体制の構築に注力。代表取締役社長の大森輝英氏は「世の変化に柔軟に対応する一方で、『エネルギーを通して地域に貢献する』という本質は変わらない」と話し、今後の大転換も見据えた進歩を続ける決意だ。

2019年4月15日

大森石油株式会社 :

愛知県一宮市丹陽町九日市場字中田129
【大森石油株式会社 HP】

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大前智文

1982年愛知県生まれ。
名城大学経済学部特任助手を経て、2017年より岐阜経済大学(現・岐阜協立大学)経営学部講師に着任。日本中小企業学会幹事。駆け出しの研究者としてフィールドワークを重ね、中小企業に関する調査・研究に取り組む。

大前智文