プロレスを通して地元を元気に
リングサイドの観客席からドッと歓声が湧き上がる。東京都板橋区を拠点とするいたばしプロレスリング株式会社は、「地元板橋に元気と笑顔を!」をモットーにプロレスを主催している。代表取締役の西田秀樹氏は、会社勤めをしながらもプロレスラーになる夢をあきらめきれなかった。とうとう職を辞して単身メキシコへ渡り、本場の空中殺法を身につけてデビューを果たした。
西田氏はマスクをかぶると、人気レスラー「はやて」になる。社長とレスラーの2つの顔を持つ。いたばしプロレスリングの特徴は、商店街ごとに覆面レスラーがいるところだ。キャラクターは、地元の関係者が考える。それぞれの思いが詰まったレスラーがリングで活躍する。たとえばハッピーロード大山商店街には、ハッピーロードマンという真面目で惚れっぽいヒーローがいる。商店街レスラーが力を合わせて悪役をやっつける。正義の味方同士も対決する。ただ単に勧善懲悪だけではなく、どこかコミカルで笑いを誘う。
リングサイドでは、商店街の自慢の品々を販売する。商店街はプロレスを応援し、プロレスを通して商店街の認知度を高めていく戦略だ。
西田氏は今年54歳。体力が続く限りマスクをかぶり続ける。
2018年12月10日
いたばしプロレスリング株式会社 :
東京都板橋区前野町4-50-2
【いたばしプロレスリング株式会社 HP】
- 苦難から復活し100年企業へ
(2018年4月2日) - 切磋琢磨して成長する中小企業
(2018年4月9日) - 「プラズマ世界一」を目指して
(2018年4月16日) - 仕事とスポーツを両立できる職場
(2018年4月23日) - 先を見て「次の時代」に備える
(2018年5月1日) - 時代の変化に柔軟に対応する力
(2018年5月7日) - 都会の住まい方を考える
(2018年5月14日) - 生産者と消費者を信頼で結ぶ
(2018年5月21日) - 家族のような絆でつながる
(2018年5月28日) - メロンの水耕栽培槽を開発
(2018年6月4日) - 業界の常識を疑う
(2018年6月11日) - 研究支援メーカーへの転身
(2018年6月18日) - 外部との交流で自社を知る
(2018年6月25日) - 地元産品の再評価で町起こし
(2018年7月2日) - 細く長く地域とともに
(2018年7月9日) - 森と都市をつなぐアーバンフォレスター
(2018年7月17日) - 町工場が作ったアート・オブジェ
(2018年7月23日) - 高齢者向けIoT体感ルーム
(2018年7月30日) - 商品化できないにんにくを活用
(2018年8月6日) - スタートアップ企業の飛躍
(2018年8月20日) - 新しさとぶれなさ
(2018年8月27日) - 伝統の味を若者にも
(2018年9月3日) - 印刷は楽しいものづくり
(2018年9月10日) - 経営理念の地道な実践
(2018年9月18日) - 時代に流されないしたたかさ
(2018年9月25日) - 静かさを科学し、次世代防音・吸音材を開発
(2018年10月1日) - 地域とヒトをつなぐカフェ
(2018年10月9日) - 江戸のとんぼ玉復興
(2018年10月15日) - オーガニックの本質
(2018年10月22日) - 本業を通じた社会貢献
(2018年10月29日) - 「防災・減災×IT」で社会に貢献
(2018年11月5日) - 技術力をいかにアピールするか
(2018年11月12日) - 「出汁」と「手打ち」へこだわり人気店に
(2018年11月19日) - 日本茶を海外に売り込む
(2018年11月26日) - 新たな交流を生む地域の特産品
(2018年12月3日)
1968年生まれ。
テレビ朝日「ニュースステーション」やフジテレビ「ニュースJAPAN」の報道ディレクターとして活躍。多くの経済番組も制作。
現在、中小企業診断士として企業や商店街などの経営相談、支援活動を行うとともに企業向けの動画制作講座の講師も務める。株式会社プラウドコンサルティング代表取締役。一般社団法人板橋中小企業診断士協会代表理事。
【株式会社プラウドコンサルティング HP】