バーベキュー場で観光振興
株式会社喜楽屋は東京都青梅市でバーベキュー場「T-ROCK VILLAGE」を運営。グリルセットなどの機材を貸し出すほか、牛・豚肉や魚介、地元産野菜などの食材を提供する。同社は、地元の建設会社である大舘建設工業株式会社の代表取締役、大舘貴之氏が地域貢献のために設立した。
同バーベキュー場は空き地を活用した広大な施設。机や椅子などは廃材を使用して製作するなど環境に配慮している。バーベキュー場には珍しい大型テントが張ってあり、その中で食事をすることも可能だ。冬場はテント内で暖を取りながらくつろぐことができる。また、ハンモックや休憩設備なども充実しており、顧客の評価は高い。
顧客の中には、周辺の山や川で登山やラフティングを楽しんだ後に訪れる人が少なくなく、週末には大勢の人でにぎわっている。敷地が広いため、団体客も利用しやすく、会社の懇親会やサークルの集まりなどの需要も高い。バーベキューで食事をするだけでなく、他の顧客が少ない時にはスポーツを楽しむこともでき、長時間滞在が可能な空間となっている。
同社代表取締役の大舘氏は「地域に貢献できるよう、観光業の活性化に寄与できる新たなビジネスモデルを模索したい」と話している。
2019年2月18日
T-ROCK VILLAGE :
東京都青梅市梅郷3-846-5
【T-ROCK VILLAGE HP】
- 苦難から復活し100年企業へ
(2018年4月2日) - 切磋琢磨して成長する中小企業
(2018年4月9日) - 「プラズマ世界一」を目指して
(2018年4月16日) - 仕事とスポーツを両立できる職場
(2018年4月23日) - 先を見て「次の時代」に備える
(2018年5月1日) - 時代の変化に柔軟に対応する力
(2018年5月7日) - 都会の住まい方を考える
(2018年5月14日) - 生産者と消費者を信頼で結ぶ
(2018年5月21日) - 家族のような絆でつながる
(2018年5月28日) - メロンの水耕栽培槽を開発
(2018年6月4日) - 業界の常識を疑う
(2018年6月11日) - 研究支援メーカーへの転身
(2018年6月18日) - 外部との交流で自社を知る
(2018年6月25日) - 地元産品の再評価で町起こし
(2018年7月2日) - 細く長く地域とともに
(2018年7月9日) - 森と都市をつなぐアーバンフォレスター
(2018年7月17日) - 町工場が作ったアート・オブジェ
(2018年7月23日) - 高齢者向けIoT体感ルーム
(2018年7月30日) - 商品化できないにんにくを活用
(2018年8月6日) - スタートアップ企業の飛躍
(2018年8月20日) - 新しさとぶれなさ
(2018年8月27日) - 伝統の味を若者にも
(2018年9月3日) - 印刷は楽しいものづくり
(2018年9月10日) - 経営理念の地道な実践
(2018年9月18日) - 時代に流されないしたたかさ
(2018年9月25日) - 静かさを科学し、次世代防音・吸音材を開発
(2018年10月1日) - 地域とヒトをつなぐカフェ
(2018年10月9日) - 江戸のとんぼ玉復興
(2018年10月15日) - オーガニックの本質
(2018年10月22日) - 本業を通じた社会貢献
(2018年10月29日) - 「防災・減災×IT」で社会に貢献
(2018年11月5日) - 技術力をいかにアピールするか
(2018年11月12日) - 「出汁」と「手打ち」へこだわり人気店に
(2018年11月19日) - 日本茶を海外に売り込む
(2018年11月26日) - 新たな交流を生む地域の特産品
(2018年12月3日) - プロレスを通して地元を元気に
(2018年12月10日) - お米の持つ無限の可能性
(2018年12月17日) - 画像・映像の独自技術で飛躍
(2018年12月25日) - 「時代の課題」に応える中小企業
(2019年1月7日) - 印刷技術を核とした電子機能製品
(2019年1月15日) - 日本茶の輸出拡大を牽引
(2019年1月21日) - 空き店舗を「集う場所」に
(2019年1月28日) - 職人の意地を示した究極の自転車
(2019年2月4日) - ダンボールを「表舞台」に
(2019年2月12日)
1982年生まれ。
2013年玉川大学経営学部助教、2018年から准教授。専門分野は中小企業の企業間関係。特に中小企業間のネットワークから生み出される新製品、新サービスのプロセスについて分析し中小企業の存立維持可能な要因を模索している。中小企業経営のセミナーなどの講師も務める。