印刷技術を核とした電子機能製品
高精度スクリーン印刷とエッチング加工技術を核として、電子機能製品の設計・印刷・製造を主力事業としている神奈川県横浜市の株式会社三興ネーム。金属表示プレートメーカーとして創業した後、電子回路や微細なパターンを再現するための高精度スクリーン印刷にチャレンジし、実現することで成長してきた。
中でも、主に電子機器ディスプレーの液晶動作を円滑にするための部品として使われる「透明フィルムヒーター」は同社の技術力を結集した自慢のオリジナル製品。低抵抗型の透明導電膜フィルムに通電させることにより、面として均一な発熱が得られ、全光透過率が80%前後と高いうえ、薄膜のため省スペース。液晶パネルの低温環境下での起動補助や、防犯カメラのガラス部分などの結露防止用として多く採用されている。フィルムヒーターに関する特許権を取得し、競合他社が容易にまねできない製品を実現することで「三興ネーム」のブランドを確立してきた。
代表取締役社長の武井克己氏は、さらなる成長を実現するため、人材育成にも力を入れている。従業員ひとりひとりを大事にする経営を心がけ、同社を成長させてきた技術力を武器に、業界をリードしながら、今まで以上に社会に貢献できる会社を目指していく。
2019年1月15日
株式会社三興ネーム :
神奈川県横浜市旭区上川井町75-1
【株式会社三興ネーム HP】
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(2019年1月7日)
1974年生まれ。
株式会社日立製作所、公益財団法人神奈川産業振興センターを経て、経営コンサルタントを主事業とする合同会社FRSコンサルティングを設立。生産性向上のための現場改善などを指導。2011年から東洋大学大学院経営学研究科ビジネス・会計ファイナンス専攻非常勤講師も務める。