きらめき企業

納得し、満足できる
ランドセルを

岐阜協立大学経営学部専任講師
大前 智文 氏

岐阜県岐阜市。山上に岐阜城の復興天守がある金華山の麓で、手作りのランドセルを中心に各種かばんの製造・修理・販売を営む合同会社宇野かばん工房(商号「宇野カバン」)。職人技とこだわりの詰まった高品質、かつ丈夫な製品であることはもちろん、誠心誠意を尽くした丁寧な接客対応や情報発信にも高い評判を得ている。

注文かばんの製造や修理を担う「地域のかばん店」として1950(昭和25)年に創業。その後、「子どもたちを笑顔にしたい」という創業者の想いからランドセルの製造を開始。地元を中心に全国へ3万点以上のランドセルを子どもたちに届けてきた。

2009年には3代目となる宇野幸晴氏が事業を承継。職人として研鑽を積むと同時に、手づくりランドセルに込めたこだわりと想いを伝える平日説明会や、迅速なアフターフォローなどのサービス活動を積極的に展開。また、お客様の厳しい要望に真摯に対応し、製品の改良とサービスの改善を重ねて、「宇野カバンで買いたい」というファンの輪を広げた。

「これからもお客様に納得し、満足していただける様々な取り組みを進めていきたい」と話す宇野氏。「良いランドセル」とは何か、を全方位から探求し続ける。

2020年1月27日

宇野カバン(合同会社宇野かばん工房) :

岐阜県岐阜市東材木町3
【宇野カバン(合同会社宇野かばん工房) HP】

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大前智文

1982年愛知県生まれ。
名城大学経済学部特任助手を経て、2017年より岐阜経済大学(現・岐阜協立大学)経営学部講師に着任。日本中小企業学会幹事。駆け出しの研究者としてフィールドワークを重ね、中小企業に関する調査・研究に取り組む。

大前智文