SDGs に貢献する
食品リサイクルで高評価
西武文理大学サービス経営学部教授
藤野 洋 氏
藤野 洋 氏
神奈川県相模原市の株式会社日本フードエコロジーセンターは、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を融合したビジネスモデルで食品リサイクル事業を展開。スーパーなどの食品関連事業者から食品廃棄物を受け入れ、独自の発酵技術で養豚用の液状飼料(エコフィード)を製造し、契約養豚農家に販売している。
その飼料で育てられた豚の肉が再び食品関連事業者に販売されるという「リサイクルループ」を構築して食品ロスの削減に寄与。加えて、エコフィードの製造には乾燥飼料のように多くのエネルギーを必要とせず粉塵が発生しないため、二酸化炭素(CO2)の排出削減と製造現場・農家の従業員と豚の健康にも貢献している。乾燥飼料より低コストのエコフィードで育った豚肉にはオレイン酸が豊富に含まれていてブランド豚肉としての評価も高く、養豚農家の経営にも寄与している。
同社の事業は環境負荷を軽減する循環型社会の実現に大きく貢献するとして2018年に政府主催のジャパンSDGsアワード内閣総理大臣表彰を受けた。代表取締役・獣医師の髙橋巧一氏は「エコフィードを世界的に普及させてSDGsにさらに貢献したい」と話す。
2022年3月22日
株式会社日本フードエコロジーセンター
神奈川県相模原市中央区田名塩田1-17-13
【株式会社日本フードエコロジーセンター HP】
- 苦難から復活し100年企業へ
(2018年4月2日) - 切磋琢磨して成長する中小企業
(2018年4月9日) - 「プラズマ世界一」を目指して
(2018年4月16日) - 仕事とスポーツを両立できる職場
(2018年4月23日) - 先を見て「次の時代」に備える
(2018年5月1日) - 時代の変化に柔軟に対応する力
(2018年5月7日) - 都会の住まい方を考える
(2018年5月14日) - 生産者と消費者を信頼で結ぶ
(2018年5月21日) - 家族のような絆でつながる
(2018年5月28日) - メロンの水耕栽培槽を開発
(2018年6月4日) - 業界の常識を疑う
(2018年6月11日) - 研究支援メーカーへの転身
(2018年6月18日) - 外部との交流で自社を知る
(2018年6月25日) - 地元産品の再評価で町起こし
(2018年7月2日) - 細く長く地域とともに
(2018年7月9日) - 森と都市をつなぐアーバンフォレスター
(2018年7月17日) - 町工場が作ったアート・オブジェ
(2018年7月23日) - 高齢者向けIoT体感ルーム
(2018年7月30日) - 商品化できないにんにくを活用
(2018年8月6日) - スタートアップ企業の飛躍
(2018年8月20日) - 新しさとぶれなさ
(2018年8月27日) - 伝統の味を若者にも
(2018年9月3日) - 印刷は楽しいものづくり
(2018年9月10日) - 経営理念の地道な実践
(2018年9月18日) - 時代に流されないしたたかさ
(2018年9月25日) - 静かさを科学し、次世代防音・吸音材を開発
(2018年10月1日) - 地域とヒトをつなぐカフェ
(2018年10月9日) - 江戸のとんぼ玉復興
(2018年10月15日) - オーガニックの本質
(2018年10月22日) - 本業を通じた社会貢献
(2018年10月29日) - 「防災・減災×IT」で社会に貢献
(2018年11月5日) - 技術力をいかにアピールするか
(2018年11月12日) - 「出汁」と「手打ち」へこだわり人気店に
(2018年11月19日) - 日本茶を海外に売り込む
(2018年11月26日) - 新たな交流を生む地域の特産品
(2018年12月3日) - プロレスを通して地元を元気に
(2018年12月10日) - お米の持つ無限の可能性
(2018年12月17日) - 画像・映像の独自技術で飛躍
(2018年12月25日) - 「時代の課題」に応える中小企業
(2019年1月7日) - 印刷技術を核とした電子機能製品
(2019年1月15日) - 日本茶の輸出拡大を牽引
(2019年1月21日) - 空き店舗を「集う場所」に
(2019年1月28日) - 職人の意地を示した究極の自転車
(2019年2月4日) - ダンボールを「表舞台」に
(2019年2月12日) - バーベキュー場で観光振興
(2019年2月18日) - 中小企業のデータ活用戦略
(2019年2月25日) - 丹沢山麓の行列のできる製パン店
(2019年3月4日) - 無農薬の碾茶生産で国際化に挑む
(2019年3月11日) - 和紙の魅力をグローバルに
(2019年3月18日) - 衰退する地場産業に新たな風を
(2019年4月1日) - エネルギーを通じて地域に貢献する
(2019年4月15日) - 地域活性化のための仲介者になる
(2019年5月7日) - 「アルバイトの人生に責任を」と大きな決断
(2019年5月20日) - ナノ技術で届ける染めない白髪ケア
(2019年6月3日) - 昭和の香り漂う喫茶店 今では貴重な観光資源
(2019年6月17日) - 外国人観光客にも人気 老舗骨董品店の茶室
(2019年7月1日) - ニーズを見極めて新ビジネスを創造
(2019年7月16日) - 不安を安心に変えるサービス業
(2019年7月29日) - 地域に根差し、
住民の健康を支える接骨院
(2019年8月19日) - 医療用縫合針の
高度な加工技術で世界に進出
(2019年9月2日) - 変化への柔軟な対応で
時代の荒波を乗り切る
(2019年9月17日) - 中小企業連合が作った
最高級ゴルフクラブ
(2019年9月30日) - お店の想いを丁寧に発信
心を込めた漬物の味
(2019年10月15日) - 農業を通じた地域活性化
地場建設会社の挑戦
(2019年10月28日) - 「たまり醤油」の伝統を
継承しつつ革新に挑戦
(2019年11月11日) - 加工時間を短縮できる
切削工具の開発で飛躍
(2019年11月25日) - お茶どころ静岡の
リーディングカンパニー
(2019年12月9日) - 「娘の足に合う靴を」が
靴作りの原点に
(2019年12月23日)
- 環境保全型農業
そして夢のワイン造りへ
(2020年1月14日) - 納得し、満足できる
ランドセルを
(2020年1月27日) - 金物産地活性化を狙い
ウェブで全国に発信
(2020年2月10日) - 精密な金属切削加工で未来をひらく
(2020年2月25日) - 技術力と開発力の結晶
折り紙のような金網く
(2020年3月9日) - 伝統ある料亭の魅力を
伝える若女将の活躍
(2020年3月23日) - 感動を創る職場の柔軟な働き方
(2020年4月6日) - 逆風の中で躍進する
行動派のペット美容店
(2020年4月20日) - 多品種少量プレス加工実現へ、
町工場の挑戦
(2020年5月11日) - 他社に先駆けた戦略で
販路とブランド力を獲得
(2020年5月25日) - 確かな商品と高い技術
昔ながらの商法が再評価
(2020年6月8日) - 国産ドライフルーツの
フロントランナー
(2020年6月22日) - 受発注の窓口になり
翻訳の品質向上に貢献
(2020年7月6日) - 地域に開かれた
地球に優しい基板メーカー
(2020年7月20日) - カーラッピングという
新たな市場を開拓
(2020年8月3日) - コロナを乗り越えるため
酒蔵と酒店がコラボ
(2020年8月24日) - 社会を変えるエネルギーを
生み出すビジネス
(2020年9月7日) - 新型コロナウイルス
ピンチをチャンスと捉える
(2020年9月23日) - 工場や物流倉庫を革新した
独自のピッキングシステム
(2020年10月5日) - 技術を軸に社会に貢献する
表面処理の専門家集団!
(2020年10月19日) - 墨田区から世界へ羽ばたいた
業務用食材の老舗メーカー
(2020年11月2日) - 闘病経験から生まれた
人に優しいカトラリ
(2020年11月16日) - 再評価される、生乳の風味を
生かした低温殺菌牛乳
(2020年11月30日) - 「新型コロナ禍」の社会課題
に向き合い事業を存続
(2020年12月14日) - 多様なシーンで活用できる
映像の進化形を模索
(2020年12月28日)
- 加工ノウハウと設備の融合で
さらなる高みを目指す
(2021年1月12日) - 営業担当から始め全社に拡大
テレワークの先駆的中小企業
(2021年1月25日) - 良いものを長く使う
「靴磨き文化」の伝道師
(2021年2月8日) - 安全で安心な食肉を
信用と信頼の関係から
(2021年2月22日) - 新聞事業からの業態転換
地域になくてはならない存在に
(2021年3月8日) - プラスアルファのサービス提供
地域密着のサッカーチーム
(2021年3月22日) - 超硬のスペシャリストを目指して
(2021年4月5日) - 積極的な技術開発と海外展開で
金型の未来を切り拓く
(2021年4月19日) - 東京23区唯一の乾麺メーカー
伝統と革新の両立で存在感
(2021年5月10日) - 通販とBCP事業継続計画で
さらなる成長へ
(2021年5月24日) - 従業員や地域のための会社を
模索する「大切にしたい会社」
(2021年6月7日) - 地域資源を編み込んだ
ファクトリーブランド
(2021年6月21日) - 「金属加工ってすごい!」と
言われる会社を目指して
(2021年7月5日) - 食品から電子基板まで
粉砕のプロフェッショナル
(2021年7月19日) - 生産者と消費者が交流する
「井戸端会議所」的マルシェ
(2021年8月10日) - 取引先からの要望を
成長と変化の機会とする
(2021年8月30日) - 整骨院の域内グループ展開
成長のきっかけは人材
(2021年9月13日) - 「へら絞り」のプロ集団
人材育成手法にも高評価
(2021年9月27日) - 難加工に積極チャレンジ
一歩先をいく切削ノウハウ
(2021年10月11日) - 段ボールから夢をカタチに
人々の幸せを守る製品を開発
(2021年10月25日) - 新型コロナ禍に負けない
元気印の呉服・和装品店
(2021年11月8日) - 「へそ曲がり」の戦略から
生まれるユニーク飲料
(2021年11月22日) - すべての人を幸せに
脱下請けメーカーの思い
(2021年12月6日) - 日本一の瓦をつくり
社会に貢献する
(2021年12月20日)
- 紙箱からブランドを生む
パッケージ・コンサル業
(2022年1月11日) - 障がいのある人がつくった
雑貨とコーヒーの店
(2022年1月24日) - 機敏なフットワークの
グローバル製茶メーカー
(2022年2月7日) - 地元の資源を発掘・活用した
商品戦略で地域活性化を目指す
(2022年2月21日) - "適温を追求する技術"で
社会に貢献する会社を目指す
(2022年3月7日)
1962年生まれ。
商工中金を経て2010年から商工総合研究所に勤務。主任研究員として中小企業の産業・金融構造の調査研究に従事。2014年に一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務専攻博士課程を修了。2020年より西武文理大学サービス経営学部教授。専門は中小企業論、CSR·SDGs、企業統治など。