きらめき企業

生き物好きの交流拠点にと
動物ライターが開いたカフェ

神戸国際大学経済学部教授
中村 智彦 氏

東京都小平市の西武新宿線・東大和市駅近くに、一風変わったカフェがある。店内には昆虫や野生動物の写真が飾られ、クサガメの店長(カメダ店長)もいる。この「café & wildlife gallery 遊歩堂珈琲」をオープンさせた店主は、テレビ番組やラジオ、イベントで野生動物や昆虫の専門家として活躍している日本野生生物リサーチセンター代表で、動物観察ライターの里中遊歩氏だ。

わかりやすい説明で人気の里中氏が、動物情報の発信や交流の拠点施設にしようと2021年2月に開店させた。ドリンクやデザート、軽食類のほか、アルコールとおつまみも提供し、動物好きの人たちが食事をしたり、お酒を飲んだりしながら、野生動物の生態を語り合う場を目指している。周辺には、珍しい薬草などを栽培している東京都薬用植物園や国の史跡に指定されている玉川上水などがあり、住宅地でありながら豊かな自然もあふれている。

新型コロナウイルスへの警戒を怠れない毎日がなお続くが、里中氏は「早く新型コロナ禍が収束して、昆虫や動物好きの子どもや大人が自由に集まって交流できるようになってほしい」と、カメダ店長とともにその日を心待ちにしている。

2022年10月17日

合同会社遊歩堂

東京都小平市小川町1-75-4 シティコーポパルナス東大和103号
【合同会社遊歩堂 HP】

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中村智彦氏

1964年生まれ。
大阪府立産業開発研究所などを経て2007年から神戸国際大学経済学部教授。専門である中小企業論・地域経済論では、現地での調査・研究を重視。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興プロジェクトにも数多く参画している。
【中村智彦(オフィシャルページ)】

中村智彦氏