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出雲駅伝で新生・駒大が完勝!
2年連続の「3冠」に向け好発進

スポーツライター
酒井 政人 氏

学生三大駅伝の幕開けとなる出雲駅伝(10月9日)は連覇を目指した駒澤大が完勝した。1区篠原倖太朗が区間賞で飛び出すと、アジア大会5000mから中4日で臨んだ2区佐藤圭汰も区間賞。最終6区は鈴木芽吹が2年連続の区間賞で締め、昨年の記録を41秒も塗り替える大会新で連覇を飾った。

駒大は昨季、悲願の大学駅伝3冠を達成して大八木弘明監督 (現総監督) が勇退。今季から指揮を執る藤田敦史監督の目標は「田澤廉を擁した昨年度の最強チーム」超え。駅伝初采配となった男子マラソン元日本記録保持者は、「区間配置は悩みました。自分が走った方が楽ですよ。でも子どもたちが一生懸命頑張って優勝を届けてくれてうれしい」と笑顔を見せた。

主将の鈴木は「目標に向けてスタートラインに立っただけ。今後も気を引き締めてやっていきたい」と2年連続の駅伝3冠を誓っていた。

2023年10月23日

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酒井 政人

1977年生まれ。
箱根駅伝を目指し、東京農業大学に進学。1年時に同駅伝10区に出場。卒業後からライター活動を開始。著書に『箱根駅伝ノート』『東京五輪マラソンで日本がメダルを取るために必要なこと』など。