変革期を迎える日本ラグビー
魅力を発信し続ける若きラガーマン
スポーツライター
石川 哲也 氏
石川 哲也 氏
まだ記憶に新しい昨年のラグビーワールドカップ(W杯)2019。トヨタ自動車ヴェルブリッツの姫野和樹はタックルで倒れた選手からボールを奪い取る"ジャッカル"を武器に、日本代表ベスト8進出の原動力となった。
「まちで声をかけられることが増えましたし、トップリーグも毎試合のように満員。W杯がラグビーというスポーツを多くの人に知ってもらうきっかけになったのかなと思っています」
それだけにトップリーグ2019-20シーズンの打ち切りは心苦しかった。
「ファンにラグビーの魅力を伝えるのが僕の仕事。グラウンドでプレーを見せられないのはもどかしい」
W杯の国民的盛り上がりを経て、日本に根付きつつあるラグビー文化。困難があっても、その歩みは止まらない。きたるべき新シーズン、ラグビーの魅力を発信する担い手として25歳の若きラガーマンにかかる期待は大きい。
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1977年神奈川県生まれ。
野球を中心にスポーツの歴史や記録に関する取材、執筆をライフワークとする。著書に「歴史ポケットスポーツ新聞 野球」(大空出版)、「メジャーリーグ大記録への挑戦」(宝島社)など。