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柔道の最重量級で大金星
小兵・影浦が絶対王者を撃破

スポーツライター
酒井 政人 氏

柔道のグランドスラム(GS)パリ大会の男子100kg超級3回戦。影浦心(日本中央競馬会)が五輪2連覇のテディ・リネール(フランス)を撃破した。24歳・身長179㎝の影浦に対し30歳のリネールは身長204㎝で、10年間無敗を誇る。真っ向勝負は難しいと判断した影浦は「延長戦なら勝機がある」と相手を焦らす。延長40秒の「内股すかし」で技ありを奪い、優勢勝ちした。

"小よく大を制す"。日本選手らしい柔道を世界にアピールした影浦は決勝では敗れたものの、「ずっと目標にしていた選手に勝てて夢のよう。歴史に名を刻むことができたと思います」と胸を張った。柔道界最強を決める男子最重量級の金メダルはリネールによって阻まれてきただけに、影浦の大金星は日本勢にとって自信になった。ロンドン五輪の惨敗からリオデジャネイロ五輪で大躍進を遂げたニッポン。東京五輪に向けてさらに盛り上がってきた。

2020年2月25日

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酒井 政人

1977年生まれ。
箱根駅伝を目指し、東京農業大学に進学。1年時に同駅伝10区に出場。卒業後からライター活動を開始。著書に「箱根駅伝ノート」「東京五輪マラソンで日本がメダルを取るために必要なこと」など。