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小さな身体に大きな志を秘めた
バスケ界のパイオニア

スポーツライター
石川 哲也 氏

男子プロバスケットボールBリーグの2018-2019シーズンMVPに富樫勇樹(千葉ジェッツふなばし)が選ばれた。身長1m67㎝と小柄だが、持ち前のスピードと高いシュート力で全60試合に出場し1試合平均14得点、5.5アシストをマーク。チームをシーズン最高勝率に導いた。

「この身長だからこそ、多くの子どもたちに勇気や希望を与えられる」中学時代の恩師に「バスケ界のカズ(Jリーガー三浦知良)になれ」と送り出され、高校進学で渡米。帰国後は先駆者としてBリーグを引っ張る。

「Bリーグの選手になりたいと一人でも多く思える環境をつくることが役目。これからも努力し、お手本にされるように頑張ります」

創設から3シーズン、順調に観客動員を増やすBリーグ。その中心に、小さな身体に大きな志を秘めたプレーヤーがいる。

2019年6月3日

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石川哲也氏

1977年神奈川県生まれ
野球を中心にスポーツの歴史や記録に関する取材、執筆をライフワークとする。著書に「歴史ポケットスポーツ新聞 野球」(大空出版)、「メジャーリーグ大記録への挑戦」(宝島社)など。