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40歳・遠藤の新チャレンジ!
コロナ禍のJリーグを熱くする

スポーツライター
酒井 政人 氏

7月4日、J1リーグが約4カ月ぶりに再開した。スタンドはリモートマッチで無観客となったが、久々の公式戦にサポーターは歓喜したことだろう。

その中で遠藤保仁(ガンバ大阪)が大記録を達成。横浜フリューゲルスに加入し1998年にデビューして以来約22年という歳月を要してJ1最多632試合出場という金字塔を打ち立てたのだ。

遠藤といえば、「コロコロPK」が有名だが、30歳を過ぎてからマジシャンに弟子入りし、その技術を生かした、視線でだますという独自のテクニックでもファンを魅了してきた。不惑を迎えても「限界を決めずにサッカーを楽しみながらチャレンジしていければいい」と好奇心は衰えていない。

今季のJリーグは各カテゴリーの降格がなく、選手交代も3人から5人に増加。守備を固めるのではなく、攻撃的なサッカーが期待できるだけに、遠藤の"魔法"に期待が高まる。

2020年7月20日

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酒井 政人

1977年生まれ。
箱根駅伝を目指し、東京農業大学に進学。1年時に同駅伝10区に出場。卒業後からライター活動を開始。著書に『箱根駅伝ノート』『東京五輪マラソンで日本がメダルを取るために必要なこと』など。