巨人が開幕戦で通算6000勝
日本一奪還へ好スタート
スポーツライター
石川 哲也 氏
石川 哲也 氏
新型コロナウイルス感染症の影響により延期されていたプロ野球が6月19日に開幕。巨人は終盤の逆転劇で3対2と阪神を下し、球団創設86年目にして通算6000勝を達成した。
「6000という数字を刻むことができたのは大変光栄なこと。この数字にジャイアンツの重みを感じる。ユニホームを着ることの喜びをしっかり持ってまた明日からにつなげていきたい」と、原辰徳監督はプロ野球史上初となる節目の勝利に感慨深げ。3カ月遅れの開幕、無観客試合の実施など異例ずくめのシーズンだが、「どういう形であっても我々は戦いを挑み、勝利を望みながら戦っていく。我々が真剣に勝負に挑んでいる姿を見てもらって楽しんでもらえればいい」と気負いはない。
「常勝」といわれた巨人も2012年を最後に日本一から遠ざかっている。王座奪還へ、球界の盟主がこれ以上ない好スタートを切った。
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1977年神奈川県生まれ。
野球を中心にスポーツの歴史や記録に関する取材、執筆をライフワークとする。著書に『歴史ポケットスポーツ新聞 野球』(大空出版)、『メジャーリーグ「大記録」への挑戦』(宝島社)など。