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女子サッカー皇后杯
「中・高生イレブン」快進撃

スポーツライター
石川 哲也 氏

女子サッカークラブ日本一を決める皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会で、中・高生メンバーの育成チーム、日テレ・東京ヴェルディメニーナが大番狂わせを演じた。

1回戦で吉備国際大学Charme岡山高梁に勝利すると、その後も社会人クラブを撃破。4回戦ではなでしこJAPANメンバーが名を連ねるINAC神戸レオネッサに2対1、準々決勝では大宮アルディージャVENTUSに4対0と、WEリーグクラブに連勝した。

しかし、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースとの準決勝は前半8分に先制を許すと、強固な守備に阻まれ0-1で惜敗。主将の坂部幸菜は「自分たちのサッカーが通用することが分かったので、課題を次につなげて勝てるチームになりたい」と涙を見せたが、中・高生メンバーでの4強進出は快挙。女子サッカーの裾野の広がりと、育成年代の着実なレベルアップを物語った。

2022年1月24日

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石川哲也氏

1977年神奈川県生まれ。
野球を中心にスポーツの歴史や記録に関する取材、執筆をライフワークとする。著書に『歴史ポケットスポーツ新聞 野球』(大空出版)、『メジャーリーグ「大記録」への挑戦』(宝島社)など。