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スノボの日本女子ビッグエア
北京五輪でのメダル獲得に期待

スポーツライター
石川 哲也 氏

速さや高さだけでなく、難易度の高い過激な技を競い合うエクストリームスポーツ。今夏の東京五輪スケートボードでの日本勢のメダルラッシュは記憶に新しいが、2022年2月に行われる北京冬季五輪でのスノーボードも要注目だ。今季2戦行われたスノーボード・ワールドカップ(W杯)の女子ビッグエアでは、初戦を村瀬心椛 (ここも) (ムラサキスポーツ)が、2戦目を岩渕麗楽 (れいら) (バートン)が制し、日本の10代が連勝した。

W杯初優勝の村瀬が「今年はたくさん練習してきた。北京五輪ではメダルを取りたい」と力強く宣言すれば、前回2018年の平昌五輪で4位だった岩渕は「(W杯は)自分の滑りを出しきれての優勝なのでうれしい。五輪まで気を引き締めて技の完成度を上げていきたい」と2度目の大舞台で雪辱を期す。

五輪でのワンツーフィニッシュも夢ではない。北京でも「鬼ヤバい」(めちゃくちゃすごい)10代の躍動が見られそうだ。

2021年12月20日

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石川哲也氏

1977年神奈川県生まれ。
野球を中心にスポーツの歴史や記録に関する取材、執筆をライフワークとする。著書に『歴史ポケットスポーツ新聞 野球』(大空出版)、『メジャーリーグ「大記録」への挑戦』(宝島社)など。