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22歳の冨田せなに注目!
ハーフパイプで初の快挙なるか

スポーツライター
酒井 政人 氏

2月4日開幕した北京冬季五輪。日本ではフィギアスケートとスキージャンプが花形種目だが、今大会はスノーボードのハーフパイプにも注目したい。パイプ管を半分に割ったような形のコースでジャンプの高さや技の難易度などを競う。男子は平野歩夢 (あゆむ) が2大会連続で銀メダルを獲得しており、今回は「金」に挑戦。戸塚優斗、平野流佳 (るか)、平野海祝 (かいしゅう) もメダルを狙える位置にいる。

女子はまだメダルに届いていないが、前回の平昌五輪で 8位入賞を果たした22歳の冨田せなに初の快挙の期待がかかる。13歳でプロ資格を取得すると、その後は海外を転戦してきた。今年1月22日には米国で行われた世界のトッププロが集結する「Xゲーム」で初優勝を飾っている。2歳年下の妹、冨田るきも今回は五輪にチャレンジする。2人とも3歳でスノーボードを始めて、夢の扉を次々と開けてきた。北京ではどんな景色を見せてくれるのだろうか。

2022年2月7日

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酒井 政人

1977年生まれ。
箱根駅伝を目指し、東京農業大学に進学。1年時に同駅伝10区に出場。卒業後からライター活動を開始。著書に『箱根駅伝ノート』『東京五輪マラソンで日本がメダルを取るために必要なこと』など。