夫婦で世界に挑む鈴木＆一山
東京マラソンでギネス記録更新
スポーツライター
酒井 政人 氏
酒井 政人 氏
3月6日開催の東京マラソン2021は昨年12月に結婚した鈴木健吾（富士通）と一山麻緒（ワコール→資生堂）が激走した。鈴木はペースメーカーが離脱した25㎞で勝負を仕掛け、一山は10000ｍとハーフマラソンの日本記録保持者・新谷仁美を40㎞手前で引き離して"同じ目標"に突き進んだ。
鈴木は自身が持つ日本記録（2時間04分56秒）に次ぐ日本歴代2位の2時間5分28秒、一山はセカンドベストとなる2時間21分02秒。同一レース夫婦合計タイムでギネス記録を上回った。ともに日本選手トップに輝き、オレゴン世界選手権代表に内定した。
「日本記録を出してから1年間とても苦しかった」という鈴木は千葉県、「絶対に代表を勝ち取るつもりでした」という一山は京都府が活動拠点だったが、4月に一山が資生堂（東京）に移籍し同じ関東拠点となった。次は世界選手権の"メダル"を2人で取りにいく。
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(2022年3月22日)
1977年生まれ。
箱根駅伝を目指し、東京農業大学に進学。1年時に同駅伝10区に出場。卒業後からライター活動を開始。著書に『箱根駅伝ノート』『東京五輪マラソンで日本がメダルを取るために必要なこと』など。