スポーツコラム

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運命の第3打。私に「グリーンまでの距離を測れ」と命じた田中秀道プロは何と、わずかな木の間のすき間を抜く奇跡のリカバリーショットで、3オンしたのです。ダブルボギー必至の場面をボギーで切り抜け、見事1打差で優勝しました。今もゴルフファンの間で語り継がれるスーパーショットですが、私にとっても諦めなければ道は開けるという教訓を残してくれました。

2018年2月13日


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水谷隼氏 (みずたに じゅん)

1974(昭和49)年大阪府生まれ。高校時代は野球部に、近畿大学でゴルフ部に在籍して選手として活躍。大学の先輩だったプロゴルファーのキャディを務めたことをきっかけに、1997年にプロキャディとなった。1998年から4年間、田中秀道プロに帯同し、計6勝をあげるなどして頭角を現す。2007年には男子の谷口徹プロと女子の上田桃子プロの2人を賞金王に導き、「男女2冠キャディ」となった。2013年からは韓国のイ・ボミプロに帯同している。ツアー帯同の通算勝利数(2017年12月末現在)は37勝で、日本の最多勝キャディ。