スポーツコラム

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20年を超えるプロキャディ生活。記憶に残る試合はいくつもありますが、中でもプロになって2年目、1998年の日本オープンは鮮烈な思い出です。最終日の10月4日、私が帯同していた田中秀道プロは2打差のトップで最終18ホールに臨みましたが、ティーショットを右の林の中に叩き込み、第2打も木に当たって脱出できず、絶体絶命のピンチを迎えていました(次回に続く)。

2018年2月5日


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水谷隼氏 (みずたに じゅん)

1974(昭和49)年大阪府生まれ。高校時代は野球部に、近畿大学でゴルフ部に在籍して選手として活躍。大学の先輩だったプロゴルファーのキャディを務めたことをきっかけに、1997年にプロキャディとなった。1998年から4年間、田中秀道プロに帯同し、計6勝をあげるなどして頭角を現す。2007年には男子の谷口徹プロと女子の上田桃子プロの2人を賞金王に導き、「男女2冠キャディ」となった。2013年からは韓国のイ・ボミプロに帯同している。ツアー帯同の通算勝利数(2017年12月末現在)は37勝で、日本の最多勝キャディ。