スポーツコラム

玉ノ井親方の相撲部屋日誌4

本場所最初の数日は皆動きが硬く、調子を判断できるのは5日目以降、そして、後半は気力の勝負になります。15日間を闘い抜くにはスタミナが非常に重要。番付発表後は稽古のペースを上げて体力をつけ、初日の3日前から少しだけ緩めます。あとは、よく食べて、よく休むこと。夏場は体重が落ちやすいので、無理してでも食べなければなりません。

2016年7月25日

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玉ノ井太祐

1976(昭和51)年生まれ。明大中野高校3年生で高校横綱となり、在学中の1994年に父が師匠を務める玉ノ井部屋に入門。現役時の四股名は栃東大裕(最高位は東大関)。2006年1月場所では14勝1敗で幕内最高優勝を果たすが、2007年の3月場所で脳梗塞の疑いから途中休場。検査を経て、医師から相撲を続けると生命に危険が及ぶと宣告されたこともあり、同年5月に引退を発表。引退後は玉ノ井部屋親方として後進の指導に当たる。