スポーツコラム

池谷幸雄の体操日誌

子ども達に体操を勧める理由のひとつがケガの防止。倒れたときに自然に手を出す動作ができるかどうかが重要です。昔は外で遊んだりする中で自然に身に着けていた動作ですが、今はこれができない子どもが増えています。体操の跳び箱に手をつく動作は倒れた時に手を出すのと同じ動作です。体操は「生活の中の動きの練習」になっているのです。

2016年10月31日

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池谷幸雄 いけたにゆきお

1970(昭和45)年生まれ。4歳で体操を始める。1988年ソウル五輪では種目別床と団体総合で銅メダル、2大会連続出場となった1992年バルセロナ五輪でも種目別床銀メダル、団体総合銅メダルの好成績を残す。引退後はタレントとして第2の人生を歩み、2001年には「池谷幸雄体操倶楽部」を設立して子どもたちを対象に本格的に体操指導を開始。現在は「子ども達の未来のために」をモットーにスポーツ振興や教育問題にも取り組んでいる。