スポーツコラム

玉ノ井親方の相撲部屋日誌9

相撲部屋に入門する「力士の卵」が体格のいい男子ばかりかというと、そんなことはありません。2013年5月から新弟子検査の体格基準は身長167cm以上、体重67kg以上となっています。それ以前は身長173cm以上、体重75kg以上だったことを考えると大幅な緩和です。体格以上に大事なのは「やる気」、私はそう考えています。

2016年8月29日

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玉ノ井太祐

1976(昭和51)年生まれ。明大中野高校3年生で高校横綱となり、在学中の1994年に父が師匠を務める玉ノ井部屋に入門。現役時の四股名は栃東大裕(最高位は東大関)。2006年1月場所では14勝1敗で幕内最高優勝を果たすが、2007年の3月場所で脳梗塞の疑いから途中休場。検査を経て、医師から相撲を続けると生命に危険が及ぶと宣告されたこともあり、同年5月に引退を発表。引退後は玉ノ井部屋親方として後進の指導に当たる。