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『生誕120年 棟方志功展
メイキング・オブ・ムナカタ』
(富山県美術館・青森県立美術館・東京国立近代美術館)

「世界のムナカタ」として国際的な評価を得た版画家・棟方志功 (むなかたしこう) (1903~1975年) の生誕120年を記念した特別展が、棟方が居住、もしくは創作の拠点とした青森、東京、富山の3つの美術館で巡回展示される。

青森市で生まれた棟方はゴッホ「ひまわり」の原色版を見て画家になることを決意。上京後、木版画を制作するようになり、戦後、国際的な賞を受賞して地歩を築いた。富山県とのかかわりは1945年4月に福光町(現南砺市)に疎開して6年8カ月を過ごし、版画や倭画(肉筆画)の重要作を制作した。

本展では、棟方と各地域のかかわりを軸に棟方の多岐にわたる活動を紹介し、棟方志功とはいかなる芸術家であったのかを再考する。

開催日程は、5月21日まで=富山県美術館、7月29日~9月24日=青森県立美術館、10月6日~12月3日=東京国立近代美術館。

2023年5月8日

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