Book
『コロナの時代の僕ら』
(パオロ・ジョルダーノ著、飯田亮介訳、早川書房)
ローマ在住のイタリア人作家、パオロ・ジョルダーノが2月下旬から3月下旬に書き継いだエッセイ27本にあとがきを加えて緊急出版した1冊。
筆者は新型コロナウイルス感染症の発生と広がりの責任は、人類にあると断言。人間が関与する環境破壊が地球全体の生態系に大きなダメージを与えていることに、今回のウイルス感染拡大も大きく関係していると考え、人類は「ひとつの壊れやすくも見事な生態系における、もっとも侵略的な種」だと訴える。コロナウイルスが過ぎた後も忘れたくないことをリスト化し、自らの気持ちを整理。世の中がどのように変化するのか、また変化しないのかといった観点からパンデミック後の世界を予測する。
あとがきに記された「すべてが終わった時、本当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現したいのだろうか」の1文に考え込む人が多いのでは?
2020年6月15日
- クリスチャン・ボルタンスキー
- Lifetime
(2019年3月25日) - 『ヒトラーvsピカソ
奪われた名画のゆくえ』
(2019年4月8日) - 『森山開次 NINJA』
(2019年4月22日) - 『キスリング展 エコール・ド・パリの夢』
(2019年5月13日) - 『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』
(2019年5月27日) - 『時代を語る 林忠彦の仕事』
(2019年6月10日) - 『みんなのミュシャ
ミュシャからマンガへ ―線の魔術』
(2019年6月24日) - 『カザルス 弦楽四重奏団』
(2019年7月8日) - 『メスキータ』展
(2019年7月22日) - 『ジョアン・ジルベルトを探して』
(2019年8月5日) - 『美しき愚かものたちのタブロー』
(2019年8月26日) - 『コートールド美術館展 魅惑の印象派』
(2019年9月9日) - 『一粒の麦 荻野吟子の生涯』
(2019年9月30日) - 『ショパン 200年の肖像』
(2019年10月7日) - 『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』
(2019年10月21日) - 『不機嫌な女神たちプラス1』
(2019年11月5日) - 『建国300年 ヨーロッパの宝石箱
リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展』
(2019年11月18日) - 『特別展 ミイラ~
「永遠の命」を求めて』
(2019年12月2日) - 『シルク・ドゥラ・シンフォニー』
(2019年12月16日)
- 『AI崩壊』
(2020年1月6日) - ミュージカル『ミス・サイゴン』
(2020年1月20日) - 『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』
(2020年2月3日) - 『名もなき生涯』
(2020年2月17日) - 『アンティゴネ』
(2020年3月2日) - 小山実稚恵ピアノシリーズ
『ベートーヴェン、そして…
第3回〈知情意の奇跡〉』
(2020年3月16日) - 『うたのはじまり』
(2020年3月30日) - 『パラダイス』
(2020年4月13日) - 『まむし三代記』
(2020年4月27日) - 『オンライン美術館 HASARD』
(2020年5月18日) - 『おうちで体験!かはくVR』
(2020年6月1日)