注目!! カルチャー

Artifact

『日中国交正常化 50 周年記念
兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産』
(京都市京セラ美術館など4会場)

兵馬俑(へいばよう)とは古代中国で死者を埋葬する際に副葬された「俑」のうち兵士や馬をかたどったもの。1972(昭和47)年の日中国交正常化から2年後の1974年、中国で井戸を掘っていた農民が偶然見つけたのを機に大量に出土し、世界を驚かせた。その数は約8,000体と推計され、今も調査は続いている。

今回の展示会では秦・漢両王朝の中心地域である現在の陝西 (せんせい) 省の出土品を中心に、中国で最高級の貴重文物とされる一級文物を含めた約200点を展示する。このうち兵馬俑は秦の始皇帝の遺物をはじめとした36体。日本初公開の「戦国将軍俑」や、まだ等身大ではなく小さかった戦国時代の「騎馬俑」などが展示される。

京セラ美術館で5月22日まで開催した後、静岡県立美術館(6月18日~8月28日)、名古屋市博物館(9月10日~11月6日)、東京・上野の森美術館(11月22日~2023年2月5日)を巡回展示。

2022年4月11日

過去記事一覧