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『コーポレート・トランスフォーメーション
日本の会社をつくり変える』
(冨山和彦著・文藝春秋)

新型コロナウイルスが日本経済に与える影響をいち早く分析し、緊急出版した話題作『コロナショック・サバイバル 日本企業復興計画』(文藝春秋・5月発売)の続編。今作では、「ポストコロナの時代に日本の会社がどう変わるのか?」にさらに踏み込んでいる。

これからの会社のあり方や働き方、生き方について著者の考えが語られる一方で、ポストコロナ時代に中高年のリストラが加速し、銀行やメディア業界に破壊的イノベーションが起こると予測。また、デジタルトランスフォーメーション(DX=デジタルによる変革)成功のカギは組織能力とローカル産業にあるとし、その方法論についても述べている。

中小企業への影響が大きいとされるコロナショック第1波に加え、グローバル企業への影響が懸念される第2波を最小限に抑えるためにも、ビジネスパーソンがぜひ読んでおきたい1冊。

2020年8月17日

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