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『国立新美術館
開館15周年記念 李禹煥』
(国立新美術館)

戦後の日本美術界で「もの派」を牽引した作家として知られる李禹煥(リ・ウファン)の東京初となる大規模な回顧展が8月10日~11月7日、東京都港区の国立新美術館で開かれる。

李自身の展示構成案を基に、初期の作品から最新作まで、その仕事と経過と性格を網羅的に浮き彫りにする。また、彫刻と絵画のセクションに大きく分け、それぞれの展開の過程が時系列的に理解できるように展示しているのも特徴。更に野外展示場には石とステンレスを用いた大型作品が設営される予定。

1936年、韓国慶尚南道に生まれた李は1956年に来日。日本大学文学部で哲学を学んだ後、1960年代末から始まった「もの派」を牽引した。2019年にフランスで個展を開催するなど近年はますます活躍の場を広げている。

本展は12月13日~2023年2月12日、兵庫県立美術館を巡回予定。

2022年8月8日

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