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History

国際企画展示 『加耶―古代東アジア
を生きた、ある王国の歴史―』
(国立歴史民俗博物館)

「加耶 (かや)」とは日本の古墳時代と同じころ、朝鮮半島南部に存在し、互いに協力して時には競い合いながら活躍した国々のこと。おおむね4~6世紀に海上交易と鉄生産を一体として運営し、東の新羅、西の百済、海を挟んだ古代日本の倭、遠く中国などと交流を重ねながら成長したが、新羅と百済のはざまで勢力が弱まり、562年に滅亡する。

本展では大韓民国国立中央博物館の全面協力のもと、加耶の墳墓から出土した金銀のアクセサリー、整美な土器、武器や馬具、鉄など約220点を展示し、加耶の成り立ちから飛躍、滅亡までの歴史を明らかにする。国内で加耶の至宝が一堂に会して展示されるのは30年ぶりという。

10月4日~12月11日、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で開催。その後2023年1月24日~3月19日、福岡県太宰府市の九州国立博物館で特別展「加耶」が開かれる予定。

2022年9月26日

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