頂点を極め続けたミスターラグビー
ラグビー高校日本一を決める全国高校ラグビー大会が1月7日、東大阪市花園ラグビー場で決勝を迎えるが、今から38年前の1981(昭和56)年1月7日の決勝戦で初優勝したのが、テレビドラマ「スクール☆ウォーズ」のモデルにもなった山口良治氏が率いる京都の伏見工業高校。そして、主将を務めたのが後に「ミスターラグビー」と称された平尾誠二氏だった。
平尾氏は高校卒業後、同志社大学に進み、史上初の大学選手権3連覇に貢献。1985(昭和60)年の日本選手権では敗れはしたが、松尾雄治氏を擁する新日鐵釜石に立ち向かった。神戸製鋼に入社後は、同社ラグビー部の日本選手権7連覇の中心選手として活躍。ワールドカップ(W杯)にも3回出場し、1991年の第2回大会では日本のW杯初勝利をもたらした。
「ミスターラグビー」の異名にたがわぬ活躍でファンを魅了した平尾氏だったが、2016年に病気で死去した。53歳、早すぎる死だった。
2019年1月7日
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