756号本塁打で「世界の王」に
今も燦然と輝く王貞治氏(当時読売巨人軍、現福岡ソフトバンクホークス取締役会長)の本塁打世界記録868本。「一本足打法」と呼ばれる独特のフォームで本塁打を量産し、数々の日本記録を保持。長嶋茂雄氏とともに「ON砲」として巨人のV9時代(1965~1973年)を支え、絶大な人気を誇った。
当時、世界記録を保持していた米大リーグ、ハンク・アーロン氏の本塁打数(755本)を抜く756号本塁打を放ったのは、1977(昭和52)年9月3日の対ヤクルトスワローズ戦。鈴木康二朗投手の決め球のシンカーをライトスタンドへ運んだ。
偉業達成から2日後の9月5日、当時の福田赳夫首相が第1号となる国民栄誉賞を王氏に授与。王氏はその後も1980(昭和55)年まで現役を続け、生涯で15回の本塁打王を獲得(歴代最多)。1980年11月4日、「王貞治としてのバッティングができなくなった」として引退を表明した。
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