12年越しの世界への挑戦
グランドスラムと呼ばれるテニスの4大大会シングルスで準決勝に3度進出し、1995年には自己最高となる世界ランキング4位を記録した日本テニス界の至宝、伊達公子氏。プロデビューした1989年5~6月の全仏オープンで4大大会初出場を果たしたのを皮切りに、世界の舞台での快進撃が始まった。
4大大会では1994年の全豪オープン、1995年の全仏オープン、そして1996年のウインブルドン(全英オープン)で準決勝進出。また、1996年4月の国別対抗戦フェドカップでは、女王シュテフィ・グラフ選手との3時間25分に及ぶ死闘を制し、金星をあげた。
1996年に現役を引退するも、12年後の2008年に再び復帰したことでも大きな話題を呼んだ。4大大会にも挑戦し、42歳を迎えていた2013年の全豪オープンでは3回戦進出。2017年8月に2度目の現役引退を表明。「幸せなアスリートだった」との言葉を残してテニスコートを後にした。(隔週で掲載します)
2018年5月1日
- 唯一の五輪で最強を証明
(2018年4月2日) - 届かなかった五輪の「金」
(2018年4月16日)