赤ヘル軍団の「鉄人」、逝く
プロ野球で2215試合連続出場の日本記録を持ち、「鉄人」の愛称で親しまれた元広島東洋カープの衣笠祥雄氏。山本浩二氏とのコンビによる「YK砲」は読売巨人軍のON砲(王貞治氏と長嶋茂雄氏)にも匹敵する破壊力を有し、1970年代から1980年代にかけてのカープ黄金時代を支えた立役者の1人だ。
負傷しても試合に出場し、また常にフルスイングで打席に臨む姿には、カープファンならずとも喝采を送った。通算2543安打(歴代5位)、504本塁打(歴代7位)、1448打点(歴代11位)など数々の記録を樹立。連続出場2215試合目となった最後の試合は1987(昭和62)年10月22日の対横浜大洋ホエールズ戦。衣笠氏はこの試合でも本塁打を放ち、最後まで鉄人ぶりを印象付けた。
引退後はテレビの野球解説などで活躍していたが、今年4月23日に71歳で死去。亡くなる4日前までプロ野球の解説を務めていた。
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