2年後を見据える体操界の牽引役
北京・ロンドン・リオデジャネイロと五輪3大会に連続出場し、金3つを含む7つのメダルを獲得している日本体操界のリーダー、内村航平氏。両親が開設したスポーツクラブで3歳のころに体操を始めてジュニア時代から頭角を現し、2008年に19歳で初めて出場した北京五輪でいきなり、日本勢として24年ぶりとなる個人総合のメダル(銀)を獲得。さらに、同年10~11月の全日本体操競技選手権で個人総合初優勝を飾り、「内村時代」の扉を開けた。
2012年のロンドン五輪では個人総合で金、団体総合で銀、続く2016年リオデジャネイロ五輪では個人総合で2大会連続金、団体総合でも念願の金メダルを獲得した。この10月には、東京五輪の予選を兼ねた世界体操競技選手権に出場。日本は五輪出場権こそ獲得したものの、団体総合で中国、ロシアの後塵を拝する銅メダルに終わり、内村氏は五輪本番に向けて巻き返しを誓った。
(隔週で掲載します)
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