25年前の悪夢 ドーハの悲劇
日本のサッカー史に刻まれた最大の負の記憶といえば、今から25年前、1993年10月28日の「ドーハの悲劇」をおいてほかにないだろう。1994年のワールドカップ(W杯)アメリカ大会への出場をかけたアジア地区最終予選の最終戦、カタールの首都ドーハで開かれた対イラク代表選で、W杯初出場に王手をかけていた日本代表は終了間際のロスタイムに同点に追いつかれ、まさかの予選敗退となったのだ。
最終戦前、日本は2勝1敗1分けで、首位に立っていた。勝てば出場決定、引き分け以下なら他の試合の結果次第。イラク戦に2-1でリードしていた日本は後半ロスタイムで、イラクのショートコーナーからの攻めに同点ゴールを決められた。出場権を争っていたサウジアラビアと韓国が勝利したことにより、日本は3位に転落し、出場を逃した。
ちなみに現日本代表監督の森保一氏もこの時、悔し涙を流したメンバーの1人だ。
(隔週で掲載します)
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